【雨漏り箇所の見つけ方】簡単な目視・散水調査で見るべき箇所と手順

簡単にすぐできる雨漏り箇所の見つけ方
この記事でわかること
  • 目視調査で見るべき箇所
  • 散水調査の手順と作業のポイント
  • 防水テープ・コーキングで補修する方法
  • 修理業者の雨漏り調査方法と費用相場

「雨漏りしているが、どこから雨水が入ってくるのかわからない」
「原因箇所がわからないと修理もできないし困った……」

このようなお悩みを抱えていませんか?
大切な家財を守るためにも、一刻も早く雨漏りを止めたいですよね。

ただ、雨水の浸入箇所が雨漏り箇所の近くにあるとは限りません。
プロでも時間をかけて徹底的に調査しないと、原因を見つけられないことが多いです。

とはいえ、カビの原因にもなる雨漏りを放置するわけにはいきません。
そこで今回は、一般の方でもできる雨漏り箇所の見つけ方をご紹介します。
具体的には以下の2つです。

  • 目視で見つける
  • 散水調査をする

※どちらも自分のできる範囲でおこなってください。詳しくは記事内で解説します。

当記事を読めば雨水の浸入箇所がわかり、必要な処置を検討できます。
まずはご紹介する方法で雨漏りの原因を探してみてください。

雨漏りは放っておくと悪化します!そうなる前にすぐにご相談!雨漏り修理110番

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目次

自分で雨漏り箇所を見つける2つの方法

冒頭で触れたとおり、自分で雨漏り箇所を見つける方法は2つあります。

  • 目視で探す
  • 散水調査をする

以下でそれぞれの手順を解説していくので、参考にしてください。
いずれも自分のできる範囲で、ケガのないように作業しましょう。

なお、雨漏り箇所の特定はプロでも難しい作業です。
一般の方が自力で探すのはとても大変なことを理解しておきましょう。

  • 雨水の浸入箇所と雨漏り箇所が同じとは限らない
  • 浸入箇所が複数あるケースも多い

上記のことは以下の記事でも詳しく解説しています。

目視での見つけ方

お金をかけずに今すぐできるのは、自分の目で探す方法です。
以下で場所ごとのチェックポイントをご紹介するので、探すときの参考にしてください。

一般の方が調査のために屋根に登ったり、外壁の高い部分にはしごをかけたりするのは危険です。
高所での作業は転落の危険があり、重大な事故につながります。
目視が難しい部分はスマートフォンのカメラのズーム機能や双眼鏡を使って確認しましょう。

屋根のチェックポイント

屋根のチェックポイントは以下のとおりです。

屋根材
  • ずれ、ひび割れ、欠けはないか
  • 錆びはないか
  • 漆喰がはがれていないか(瓦屋根の場合)
雨どい
  • 落ち葉などが詰まっていないか
  • 雨どい自体に破損や歪みはないか
屋根の雨漏り部位

雨風に直接さらされる屋根は、特に劣化しやすい場所です。
台風の強風で穴が開いたり、屋根材が割れてしまうこともあります。

雨どいも要注意です。
普段あまり気にしないかもしれませんが、落ち葉が詰まると雨水が溜まり、そこから外壁を伝って雨漏りすることもあります。
雨どい自体が経年劣化で破損しているケースもあるため、あわせて確認しましょう。

外壁のチェックポイント

外壁のチェックポイントは以下のとおりです。

外壁のチェックポイント
  • コーキング剤のひび割れ、浮きはないか
  • 塗装がはがれていないか
  • 変色、雨染みはないか
  • 外壁から粉が出ていないか
外壁の雨漏り部位

外壁を調査するときは南面を重点的にチェックしましょう。
南面は日光がよくあたり、他の面より劣化しやすいからです。

外壁から白い粉が出ている場合は、劣化がかなり進んでいるサインです。
この現象を「チョーキング現象」といいます。

チョーキング

塗料の中の成分は長期間紫外線や雨風にさらされると分離し、粉に戻ってしまいます。
この分離した粉が外壁表面にあらわれるため、指で触るとチョークの粉が付いたように見えるのです。

チョーキング現象が起こっている外壁は、防水性や耐紫外線効果がかなり落ちています。
劣化した部分から雨水が浸入し、雨漏りにつながることが多いため、早急な対処が必要です。

参考:株式会社LAS|チョーキング現象の原因とは〜外壁から白い粉が出る時の対処法について〜(最終閲覧日:2023年12月22日)

窓まわりのチェックポイント

窓まわりのチェックポイントは以下のとおりです。

窓まわりのチェックポイント
  • サッシまわりのパッキンが劣化していないか
  • 外壁との取り合い部分に隙間がないか
窓まわりの雨漏り部位

窓と接する外壁のコーキング剤に隙間やひび割れができていることもあります。
窓自体は問題なくても、外壁の劣化部分から雨水が浸入することがあるため、あわせて確認しましょう。

ベランダのチェックポイント

ベランダのチェックポイントは以下のとおりです。
地面だけでなく手すりまわりもよく確認しましょう。

ベランダのチェックポイント
  • 地面(防水層)のはがれ、割れ、浮きはないか
  • 排水口は詰まっていないか
  • 手すりの笠木に破損や浮きがないか
ベランダの雨漏り部位

笠木は手すりのいちばん上に被せる素材です。
手すり壁の内側に雨水が浸入するのを防ぐ役割があります。

笠木がある場所

笠木

笠木の劣化症状

笠木の劣化症状

笠木が変形して浮いたり、錆びて穴が開いたりすると、そこから雨水が浸入して雨漏りが起こります。
ベランダの真下の部屋が雨漏りすることもあるため、早急な対処が必要です。

また、ベランダの地面(防水層)は紫外線や雨風で劣化し、はがれたり浮いたりします。
防水層の劣化は雨漏りの大きな原因になるため、はがれや浮きがないかよく確認しましょう。

その他、排水口の詰まりも雨漏りの原因になります。
あわせて確認しておきましょう。

散水調査

続いて散水調査のやり方を解説します。
散水調査は雨水の浸入が疑われる箇所に水をかけて雨漏りを再現する方法です。
疑似的に雨漏りを再現することで、雨水の浸入経路がわかります。

用意するものはホースだけです。
以下の手順とポイントにしたがって作業しましょう。

なお、ホースが届かない屋根の上や外壁の高い部分の調査は避けましょう。
自分でできる範囲でおこない、それでも特定できなければプロに任せることをおすすめします。

散水調査の手順
  1. 雨水の浸入が疑われる箇所をピックアップする
  2. 雨漏り箇所とそのまわりを養生する
  3. 1ヵ所ずつ散水し、雨漏りするかどうかチェックする
散水調査のポイント
  1. 大量の水を使うため、事前に庭や地面の排水性を確認する
  2. 散水は1ヵ所ずつおこなう
  3. 1ヵ所あたり30分~1時間程度水をかけ続ける
  4. 実際の雨を想定して下向きか横向きに散水する

散水調査では大量の水を長時間流し続けます。
事前にある程度の量の水を流して、庭や地面に水たまりができないか確認しておくと安心です。

また、水が近隣の家に流れることもあります。
隣の家が近い場合は、事前に説明をして許可を取りましょう。

では散水調査の手順を解説します。
まずは雨水の浸入が疑われる箇所をピックアップしましょう。
やみくもに水をかけるのは効率が悪いですし、水道代も高くなってしまいます。

雨水の浸入箇所に目星をつけたら、現在雨漏りしている箇所やそのまわりを養生しましょう。
調査では大量の水を使うため、何も対策していないと室内がびしょびしょになってしまいます。
大きめのレジャーシートやブルーシートを敷くのがおすすめです。

もしもシートがない場合は、以下の記事でご紹介する方法で対策してください。

養生が終わったら、いよいよ散水調査に入ります。
散水するときは、実際の雨のように下向きまたは横向きに水をまきましょう。

そして散水は1ヵ所ずつおこないましょう。
少し手間はかかりますが、1ヵ所ずつおこなわないと、雨漏りを再現できたときにどこからの雨漏りか判断できないからです。

また、1ヵ所あたりの散水時間は30分~1時間を目安にしましょう。
ある程度長い時間水をかけないと、内部まで水が浸入せず、雨漏りを再現できないからです。

雨水の浸入箇所をある程度特定できたら、次は応急処置をおこないましょう。
具体的な応急処置方法は次章で解説します。

雨漏り箇所を見つけたらひとまず応急処置!

目視または散水調査で雨水の浸入箇所を特定できたら、ひとまず応急処置をおこないましょう。
自分でできる応急処置は以下の2つです。

  • 防水テープで補修する
  • コーキングで補修する

以下でそれぞれの手順を解説するので、ぜひお試しください。

応急処置をするうえでの注意点

屋根に登って応急処置をおこなうのは危険なためおすすめしません。
ただ、雨漏りがひどく今すぐにでも何とかしたいケースもあると思います。
そのようなときは、以下の条件や注意点を必ず確認したうえで作業してください。
ただし、少しでも危険を感じたら無理しないようにしましょう。

  • 晴れていて風が穏やかな日を選ぶ
  • 必ず2人以上で作業する
  • 屋根が乾いていることを確認する
  • 屋根の端は歩かない

防水テープで補修する

まずは防水テープを貼って補修する方法を解説します。

手順
テープを貼る場所を掃除する

テープを貼る場所を決めたら、その場所の汚れや水分をしっかり拭き取り、乾燥させましょう。
汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤で拭き取るときれいになりますよ。

手順
ゆっくりテープを貼る

テープを貼るときのポイントは「空気を入れない」「シワを作らない」ことです。
テープを押さえながら、ゆっくり少しずつ貼っていきましょう。

手順
テープをしっかり押さえる

最後にテープを上からしっかり押さえましょう。
しっかり押さえることで密着性があがります。

防水テープの貼り方は以上です。
では、雨漏り修理におすすめの防水テープを1つご紹介します。

参考価格Amazon:1,580円
楽天市場:3,225円
Y!ショッピング:2,712円
サイズ幅5cm×長さ5m
厚み1.5mm
適用素材木製、ガラス、金属、タイル、コンクリート、大理石、プラスチックなど

※参考価格は2023年12月26日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。

こちらの商品は強力な密着力を備えており、時間が経つとより強力に密着します。
一度貼れば長期間使えるため、何度も張り替える手間がかかりません。
カーブや凹凸のある場所でもしっかり貼れますよ。

さらに、さまざまな素材に対応可能なため、お家のあらゆる場所の補修に使えます。
ベランダや外壁の雨漏り補修はもちろん、室内の水回りの補修にもおすすめです。

コーキングで補修する

続いてコーキングで補修する方法を解説します。
コーキングはひび割れに樹脂(コーキング剤)を注入して隙間を埋める作業です。
この方法はおもに外壁やベランダの補修に用いられます。

コーキングに必要なものと手順は以下のとおりです。

用意するもの
  • コーキング剤
  • コーキングガン
  • プライマー(下地材)
  • バックアップ材
  • カッターナイフ
  • マスキングテープ
  • ハケとヘラ
  • ダンボールの切れ端や牛乳パック
コーキングの手順
  1. コーキング部分を掃除する
  2. 施工箇所のまわりにマスキングテープを貼る
  3. プライマーを塗る
  4. コーキング剤を注入する
  5. ヘラで表面を整える
  6. マスキングテープをはがす

ここまでできたら、あとはコーキング剤が乾くのを待つだけです。
防水テープを貼るより難易度は上がりますが、よりしっかりと補修したい方はぜひお試しください。

コーキングの手順や注意点は以下の記事で詳しく解説しています。
コーキング剤の種類や選び方もあわせて参考にしてください。

本格的な雨漏り調査・修理はプロに任せよう

ここまで自分で雨水の浸入箇所を調べる方法と補修方法をご紹介しました。
ただ、自力での作業はどうしても漏れがあったり、プロの技にはかなわない側面があります。

雨漏り修理110番加盟業者にも「雨漏り箇所の特定が一般人に難しい理由」を聞いてみました。
その結果、以下のような回答となりました。

  • 危険だから(8票)
  • 専用器具が必要なため(7票)
  • 雨漏りの知識が必要なため(5票)
  • 建造物の知識が必要なため(3票)

調査期間:2023年10月27日~2023年10月29日
回答数:13件 ※複数回答

上記のとおり、プロの目線でも「危険だから」という回答が多いです。

今後雨漏りを再発させたくないのであれば、本格的な調査・修理をプロにお願いしましょう。
雨漏り修理業者であれば、調査から修理まで一貫しておこなってくれます。
自分では難しい屋根上や壁の高い部分も徹底的に調査・修理してもらえますよ。

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【自社調べ】修理業者の雨漏り調査方法と費用相場

では、雨漏り修理業者に調査を依頼するといくらくらいかかるのでしょうか?

今回編集部では、雨漏り修理110番加盟業者に「実際におこなっている調査方法」と「その調査方法の費用」に関するアンケートをおこないました。
結果は以下のとおりです。

調査期間:2023年10月27日~2023年10月29日
回答数:13件 ※複数回答

調査方法費用相場
目視調査(13票)9,611円~
散水調査(9票)44,286円~
赤外線サーモグラフィ
調査(8票)
(カメラ調査)
67,500円~
(カメラ調査:
120,000円~)
点検口作成(1票)25,000円~
発光液調査(1票)150,000円~
構造上の問題調査
(1票)
不明

※費用相場は「一般的な2階建ての建物で、足場代を含めた総額」を前提としています
※上記は平均金額です。1~2万の場合は1万円で集計しています

上記の結果から、目視調査はすべての業者で実施していることがわかります。
また、すべてではないものの、散水調査も大半の業者で実施しているようです。
その他、サーモグラフィ調査や発光液調査などもおこなわれています。

サーモグラフィ調査は、温度差を色で表示できる高感度赤外線カメラを使う方法です。
カメラを通すと温度が高い箇所は赤色、低い箇所は青色で表示されます。
このような色の違いを参考に、雨水の浸入経路を特定します。

発光液調査はブラックライトで光る蛍光液を使う方法です。
雨水の浸入が疑われる箇所に液を流してライトを当てると、水の流れがはっきりわかります。
このようにして雨水の浸入経路を特定します。

雨漏り調査の詳しい内容や作業の流れを知りたい方は、以下の記事も読んでみてください。

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