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DIYでできる条件
ベランダの防水工事は難易度が高く、施工に不備があるとうまく防水処理されないため、施工し直さなくてはいけません。しかし、「トップコート」であればDIYでおこなうことができます。 ここではトップコートについてご紹介するとともに、DIYで防水層の補修をおこなう際におすすめの工法も解説します。トップコート

防水層にはウレタン
床のコンクリートやモルタルなど、下地が露出していないか確認してみましょう。もし露出している場合は、防水層が劣化している可能性があります。その場合は、防水層の補修が必要になります。 防水層の補修は、DIYでおこなうには難易度が高い作業です。防水層は雨漏りを防ぐという大切な役割をするため、混ぜ合わせる材料は正確な量にしなくてはいけませんし、塗布する際には限られた時間で作業を終えなくてはいけないからです。 また防水層には、「ウレタン防水」「FRP防水」「シート防水」の3種類があります。そのなかでDIYのときにおすすめなのは、ウレタン防水です。ウレタン防水は、ほかのものより扱いやすく、下地がわからない場合でも使用することができます。 また廃材があまり出ないので、後処理が楽なのもウレタン防水の魅力といえるでしょう。ウレタンはホームセンターやネット通販で購入ができます。DIYで防水工事をおこなおうと検討している方は、試してみてもよいでしょう。 しかし、失敗してしまうリスクもあることを忘れてはいけません。もしも、自分で防水工事をおこなうのに不安だという場合は、無理せずに業者に依頼しましょう。弊社のご連絡いただければ、お近くの業者をお探ししご紹介させていただきます。お気軽にご利用ください。DIYでベランダの防水工事をおこなう方法
ベランダの防水工事はDIYでおこなうには、難しい作業です。それでもDIYでおこなう場合は、しっかり準備をしたうえで作業しましょう。この章では、トップコートの防水工事の際に準備するものや作業手順、注意点をお教えします。準備するもの

【必要な道具】
- トップコート用の塗料(ウレタン)
- 下塗り用の塗料(プライマー)
- ローラー(塗装用)
- ハケ
- 高圧洗浄機(ホースでもOK)
- 養生テープ
- 養生シート
- 掃除機
- 軍手
- 汚れてもよい服
- 塗料を入れる容器
- 金属製のヘラ
- 補修材(ヒビ割れ箇所を埋めるため)
【下準備】
- 高圧洗浄機でベランダの床をきれいに洗浄する
- 洗浄後、トップコートが剥がれかけている場合、ヘラで剥がす
- ヒビ割れがある場合は補修材とヘラを使い埋めていく
- 細かいゴミは掃除機などを使い取り除く
手順
作業に必要な道具や下準備ができたら、以下の手順で防水工事をおこないましょう。- 下塗りやトップコートなどの塗料が付着しないように、テープやシートで養生する
- トップコート用の塗料が剥がれるのを防止するために、下塗り用の塗料をローラーなどで塗る
- ハケやローラーなどを使い、トップコート用の塗料を塗る(1回目)
- 1回目の塗料が乾いたら、もう一度トップコート用の塗料しっかり塗る(2回目)
- 塗料が完全に乾いたら養生していたテープやシートを取る
注意点
ベランダの防水工事は、上記でご紹介した手順でおこなえば自分でも可能です。しかし、作業するには下記のことに注意しなければいけません。・塗りムラに注意する
塗装が薄い場所などがあると、防水塗料が剥がれるおそれがあります。・剥がれかかっている古い塗膜はすべて剥がす
時間をかけて塗装をおこなっても、剥がれかかっている箇所があると塗料の剥がれや膨れが発生するおそれがあります。・乾燥時間を守る
防水工事では重ね塗りをおこなうため、乾燥させなければいけません。塗料ごとに乾燥させる時間が異なるため、説明書は必ず目を通しておきましょう。ただし、記載されている時間はあくまでも目安なので、冬や湿度が高い場合は長めに乾燥時間を取るとよいでしょう。・必要な塗布量を守る
塗料は面積によって使用する分量が決まっているため、防水工事をおこなう前にご自宅のベランダの広さを確認しておきましょう。塗料が少ないと防水層の厚みが薄くなり、防水としての効果が発揮することができません。 上記を読んでいただいて、「DIYでベランダの防水工事をおこなうのは難しいかも……」と思われたら、業者に相談しましょう。 弊社では、防水工事をスピーディーかつ丁寧におこなうことができる業者をご紹介しています。24時間いつでもお問合わせ可能ですので、ご都合のよいときにご連絡ください。DIYと業者との費用を比較
DIYで防水工事をおこなうと費用が抑えられ、知らない人を家に入れなくてもいいなどのメリットがあります。ただし必要な道具などをすべてそろえると、業者に依頼するよりも費用が高くなることもあるのです。 ここではDIYでかかる費用と、業者に依頼したときにかかる費用について解説していきます。また、業者に依頼した際のメリットについてもご紹介しますので、ベランダの防水工事をDIYか業者に依頼するか検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。DIYでかかる費用の相場

- 塗料のみの場合……約3,000円~1万5千円
- 道具一式を含んだ場合……約4,500円~2万円