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屋根の葺き替え工事の日数
屋根の葺き替え工事にかかる日数は、周辺の環境や屋根の種類や状態にもよりますが約7~10日前後となっています。まずは屋根の葺き替え工事の日数を、工程と一緒に見ていきましょう。屋根葺き替えの工程

- 屋根に登るための足場を組み立てる(1日)
- 既存の屋根材を撤去する作業(1~2日) 瓦屋根は漆喰や土の撤去があるため、日数を要することがあります。
- 下地の張り替え・ルーフィング作業(2~3日) 下地をそのまま使う場合や、さらに上から被せる増し張りと呼ばれる工程の場合は、張り替え作業より時間がかからないため工期がやや短くなります。ルーフィングとは、雨漏りを防ぐために防水シートを貼る作業のことです。
- 新たな屋根材を設置する作業(1~2日) この作業は屋根材によって、多少日にちが前後します。瓦屋根の場合は、2日前後をみておきましょう。
- 最終調整・足場の解体・清掃など(1日)
家の環境によってはさらに工期が長くなることも
上記の工程は、あくまで一般的な屋根葺き替えの作業日数です。ご自宅周りの環境によっては、さらに工期が長くなるかもしれません。 たとえば急勾配の屋根は面積が広いため、作業日数が長くなりやすいです。さらに隣家との距離が近い場合や、建物が3階以上で屋根までの高さがあるご自宅は、足場を組む作業で日にちがかかることがあります。カバー工法の日数
続いては、カバー工法で屋根工事をおこなう場合の工程について見ていきましょう。屋根葺き替えと比較した場合のメリットとデメリットについてもお伝えしていきます。カバー工法の工程

- 屋根に登るための足場を組み立てる(1日)
- 下地の張り替え・ルーフィング作業(2~3日)
- 新たな屋根材を設置する作業(1~2日)
- 最終調整・足場の解体・清掃など(1日)
カバー工法のメリットとデメリット
カバー工法のおもなメリットは、前述のとおり屋根の撤去作業がない分、費用を抑えつつ作業工程を短くすることができる点が挙げられます。しかし既存の屋根が瓦屋根の場合は、上から屋根材を載せることが難しいため、ほとんどの場合が葺き替え工事となるでしょう。 また、屋根材が2つ重なるため重量が増え、耐震性に影響を及ぼすことになります。どちらの工事をおこなうか選ぶ際は、費用や既存の屋根の状況を見て業者と相談しましょう。屋根リフォームの費用相場
屋根工事を検討するうえで、日数はもちろんのこと費用もできるだけ抑えたいと考える方がほとんどでしょう。続いては、屋根の葺き替えとカバー工法、それぞれの工事にかかる費用相場についてご紹介していきます。屋根葺き替えの費用相場

- スレート屋根(アスベスト含)からスレート屋根で葺き替え……約140万~170万円
- 瓦屋根からガルバリウム鋼板に葺き替え……約80万~140万円
- スレート屋根からガルバリウム鋼板に葺き替え……約150万~200万円
カバー工法の費用相場
カバー工法の費用相場の目安は下記のとおりです。- スレート屋根からスレート屋根でカバー工法……約80万円前後
- スレートからガルバリウム鋼板でカバー工法……約90~120万円
- トタン屋根からガルバリウム鋼板でカバー工法……約100万円前後
屋根工事を依頼する際のポイント
最後は工事を依頼する際や、工事前のポイントについてご紹介していきます。少しでもお得にかつスムーズな工事をおこなうためにも、ぜひ参考にしてください。相見積りをとる
