雨漏り修理費用の相場と安く済ませるポイント

雨漏り修理費用と安く済ませるためのポイントをわかりやすく解説します

雨漏り修理費用と安く済ませるためのポイント

雨漏り修理や、それに伴う屋根の補修工事は決して安くありません。家計へのダメージが大きいと感じる方も多いでしょう。しかし安全で快適な住まいのために雨漏り修理は必ず行わなくてはいけません。このページでは雨漏り修理・屋根の補修工事をできるだけ安く済ませられる方法についてみていきます。基本的なところから、少し掘り下げた専門的なところ、気になる方も多い火災保険について。
雨漏り修理を検討しているけれどお金の問題で頭を悩ませている方、必見です。是非参考にしてください。

雨漏り修理・補修工事費を抑えるコツ

雨漏り修理・補修工事費を抑えるコツ

ここでは専門的なことではなく基本であり、しかし最も大切なポイントをみていきます。雨漏り修理を検討する前にしっかり確認しておきましょう!

雨漏りは早期発見・早期対応が基本

費用を抑えるために1番大切なことは【早期発見・早期対応】です。雨漏りは自然に直るものではありません。放置すればするほど被害は広がり、住宅は劣化します。多くの方は天井の雨染みや室内に発生したカビやカビ臭で雨漏りに気付きますが、この段階では既に天井の補修やクロスの張替えが必要となる場合が多く、補修費がかかります。しかし二次被害に留まっているうちはまだ良い方かもしれません。
雨漏りにより腐った住宅木材がシロアリ被害を発生させてしまう、漏電を招いて事故を起こす、シックハウス症候群などの健康被害が引き起こされるなど三次被害まで広がるケースがあります。雨漏りを放置する・雨漏り修理を先延ばしにすることにメリットは1つもなく、それどころか建物としての資産価値を低下させてしまうことや家族の健康を損ねてしまうことなど、デメリットの大きさは計り知れません。

適切な雨漏り修理・補修工事業者選び

業者選びも大切です。残念ながら雨漏り修理業者の中には悪徳業者も存在します。雨漏りと一言で言っても原因は多岐に渡るうえ、特定は非常に難しいです。雨漏りはかなり小さな隙間や経年劣化によるひび割れから発生することも多く、また屋根だけではなくベランダや外壁など雨水の侵入ルートもさまざま。大きな建物から雨漏りの原因となった小さな瑕疵を見つけ出すのは経験豊富な業者にとっても至難の業なようです。

    Check!

    雨漏り修理は調査の段階から専門的な知識や技術を必要とすることから、知識のない素人の方を騙しやすいのです。施工自体も屋根上という、普段わたしたちが視界に入れない場所で行われることも多く、施工後もいちいち屋根に登って確認する方もほとんどいないことから悪徳業者が増えていったと考えられます。
    結果的に優良業者を選択することで損をすることを免れます。運良く悪徳業者からお金が返ってきたとしても、費やした時間や手間は戻ってきません。精神的負担も大きいです。また悪徳業者に手間取っているうちに被害が広がり、修理費が予定より大きくなってしまうことも考えられます。

    雨漏り修理・補修工事の相場を把握

    どんなことでもそうですが、業者に発注する前には修理費用の相場を調べておくことをおすすめします。調べたあとは1社だけではなく何社か見積りをとってみるのも良いでしょう。相見積もりを行うことで、平均価格をはかることもできます。
    注意していただきたいことは、過剰に安い・大幅な値下げをうたっているところは悪徳業者の可能性も高いということです。

    過剰に安いということに何か理由があると疑った方が賢明でしょう。大幅な値下げは、最初の価格設定が相場や平均から大きく外れていると考えて良いです。特別な理由や例外的なことがない限り、無条件で安すぎる・高すぎるという業者は疑い、怪しようであればトラブル回避のためにも避けましょう。

    雨漏り修理・補修工事の内容を確認

    相場を知る前に知っておきたいのが、雨漏り修理・雨漏りによる補修工事の内容です。内容については下記項目で詳細に説明しますが、どういった修理をするのか、補修工事はどうやって行われるのか施主として、住宅のオーナーの責任としてある程度は確認しておきましょう。

    雨漏り修理・補修工事の基本

    雨漏り修理・補修工事の内容をある程度頭に入れておきましょう。サービスの内容や部材の種類の違いはありますが、工事のやり方はどの業者も変わりません。

    雨水の侵入ルートと原因

    楝板金
    棟板金とはスレート屋根の1番高いところ、尖った部分にかぶせる金属のことです。大雨や突風などの災害や飛散物で浮きやすく、壊れやすいため棟板金の浮きや欠損から雨漏りする場合があります。
    漆喰
    漆喰とは瓦屋根の接着剤に用いられる建材のことです。経年劣化による剥がれ・崩れで雨水が漏れ、雨漏りする場合がありますので、もし漆喰に損傷を見つけたら雨漏り調査を行うことをおすすめします。
    丈夫といわれる瓦は外的要因で壊れることがどちらも多いので注意しましょう。飛来物、台風や大雨、地震などでひび割れ・隙間が生じるとスレート同様雨漏りが発生することがあります。
    施工不良
    建築時やリフォーム時に屋根の施工が不十分だと雨漏りが起こります。樋の排水機能が足りない・屋根材の接着がしっかりと行われていない・板金が不足しているなどあらゆる事例が報告されています。
    スレート
    スレートは屋根材のことです。元々劣化しやすい屋根材ですので、定期的にメンテナンスを行わなければ雨漏りのリスクに晒されます。破損やズレ、浮きなどから雨漏りが発生することがあります。
    経年劣化
    住宅のひとつひとつのパーツにも寿命があり、屋根材も例外ではありません。交換やリフォームが必要になります。経年劣化で傷んでいる箇所を長らく放置すると雨漏りが発生する場合があります。

    雨漏り修理・補修工事の概要

    楝板金
    楝板金と下地を外して丁寧に清掃し、コーキングで下地を固定していた釘穴を埋めます。穴から雨水が侵入する可能性があるからです。整えたら楝板金と下地を交換し、釘やネジでしっかりと固定します。
    漆喰
    損傷が軽いものであれば漆喰を詰め直すだけのメンテナンス程度で済ませられますが、酷い場合は瓦を一旦取り外し剥がれた漆喰をすべて除去し、葺き土と呼ばれる漆喰の土台を整え、新しい漆喰を塗り込みます。
    破損している瓦を取り除き、他の瓦や、瓦の下にあるルーフィングなどにも瑕疵・問題がないか確認します。同じサイズ・型の瓦をはめ込みます。場合によっては防水コーキングを行います。
    施工不良
    施工不良はほとんどが葺き替え工事になります。屋根材だけではなく構造に問題があることが多いためです。構造から見直すとなれば大掛かりな工事になることは避けられません。
    経年劣化
    経年劣化、つまり寿命ですのでこちらもポイント工事のみというわけにはいきません。だいたいがすべて交換、リフォームというケースになります。ご自宅屋根の寿命を把握しておきましょう。
    スレート
    多くの場合はひび割れ部分を埋めるようにコーキングで補修。補修跡が気になる場合は塗装を行うことをおすすめします。破損や浮きが大きい場合やスレート自体をすべて交換(葺き替え工事)します。

    雨漏り修理・補修工事の値段に差が出る理由

    雨漏り修理費用の目安を調べると、工事内容は同じなのに開きがあることがわかります。
    工事の内容ではなく、階数や角度、保証で変わってくるケースです。下記をご参考ください。

    雨漏り箇所の階の違い

    屋根角度

    傾斜の違い

    屋根の形の違い

    屋根材の違い

    保証期間の違い

    相場価格を調べたあと、相見積もりをとるようにおすすめしたのはこのためです。ご自宅の屋根の形や階数によって違いが生じてきますのでご留意ください。

    無料で雨漏り修理・補修工事

    雨漏り修理費用や屋根の補修工事はかなり高額で、家計の負担になりますが、雨漏りが発生した経緯によっては火災保険が降りるかもしれません。
    また築10年未満の住宅は無料で雨漏り工事、屋根の補修工事が行えます。

    火災保険は雨漏りに適応されるのか

    結論から言えば雨漏りは火災保険の支払いの範囲ではありません。火災保険は水害や震災などの自然災害や盗難などで家財や住宅が損害を被った場合に支払われます。しかし雨漏りが住宅の経年劣化で発生したものではなく、台風による強風や突風などで屋根に破損が生じ起こったというものであれば風災補償の対象となり、支払ってもらえる可能性は十分あります。火災保険の内容に風災補償を盛り込んでいる保険会社は多いです。
    まずは契約している保険の内容を確認しましょう。

    ご自宅の雨漏りが経年劣化によるものなのか、風災で起こったものなのかわからない場合は1度問い合わせてみるのも良いかもしれません。また、屋根修理業者や雨漏り修理業者の中には火災保険・風災補償について詳しいスタッフを抱えているところもありますので相談してみることもおすすめします。

    屋根修理の火災保険の調査は、保険会社が委託した第三機関が行います。調査から結果まで時間がかかることも珍しくなく、それまで火災保険が降りるのか自己負担で行わなくていけないのか待っている間に雨漏りによる住宅劣化がひどくなるということも有り得ますので、結果が出るまで修理を行いたくないという方も、出来る限りの応急処置を行うか簡単な修理だけでも業者にお願いしましょう。

    築10年未満住宅の雨漏り修理・補修工事

    住宅が築10年未満の場合は、次の制度によって無料で雨漏り修理ができることがあります。

    ▼特定住宅瑕疵担保責任制度
    欠陥住宅の救済制度と言って良いかもしれません。築10年未満の住宅が雨漏りした場合、購入先である業者に無償の雨漏り修理を請求することができます。

    ▼保証金供託制度
    業者が潰れていた場合もご安心ください。こちらの制度でカバーが可能です。新築住宅を施工する業者や販売メーカーはこの保険制度への加入が義務付けられています。

    いずれも自然災害などで発生した雨漏りについては対象外です。ご注意ください。その場合は火災保険の風災補償で修理することができる場合もありますので、上をご参考ください。

    数千円で行えるDIY

    近年はDIYという言葉が浸透し、あらゆるDIYの方法がネットで拡散されホームセンターの店頭などでも材料や部材が並んでいます。雨漏り修理も例外ではありません。すぐにでもはじめられる環境が整っています。しかし雨漏り修理のDIYはあくまで応急処置として行い、応急処置で被害を留めているうちに業者へ依頼することを推奨します。

    雨漏り修理をDIYで行う手順

    • 1.ブルーシートをかぶせる
    • 2.防水コーキング材で補修する
    • 3.防水・防止テープで補修する

    DIYで行うのはこの程度でとどめておきましょう。いずれも簡単な作業ですが、安全を確保しながら十分注意して行ってください。落下事故は最悪命に関わります。

    雨漏り修理をDIYで行うメリット・デメリット

    メリット
    • ・修理費を抑えられれる
    デメリット
    • ・高所作業のため危険が伴う
    • ・間違った施工で被害を拡大させてしまう可能性がある

    メリットは料金のみ。それも適切な施工ができた場合に限ることを覚えておいてください。ケガをしてしまった場合や被害を広げてしまった場合は出費やお金だけではない負担も大きいです。

    まとめ

    いかがでしたか?雨漏り修理に関する費用のこと、たくさんあってごちゃごちゃしてきた!という方のためにポイントをまとめました。

    • ・雨漏り修理は早期発見・早期解決
    • ・優良業者にお願いする!
    • ・自身も知識をつけて適切な雨漏り修理を行ってもらう
    • ・雨漏りも火災保険(風災補償)の対象になる場合もある
    • ・築10年未満の住宅は無料で雨漏り修理ができる!
    • ・DIYで行う場合は応急処置に留める

    雨漏り修理はDIYで修理すれば費用が安くなりますが、けがや被害拡大の危険性もありますので、雨漏り修理業者を利用するのがおすすめです。