雪が原因で屋根から雨漏りしている場合は、早めに業者に依頼して修理してもらいましょう。
雪の重みで屋根材や雨どいが割れて、そこから雨漏りしていることが考えられるからです。そのままにしていると屋根自体が曲がってしまったりして、高額な修理費用がかかるおそれもあります。
また、雨漏りはカビが発生する原因にもなるので早めに対処することが大切です。当記事では雨漏りの修理費用や火災保険についてご紹介します。また、雨漏り以外に雪が原因で起こる「すが漏れ」についても解説しますので、合わせてご覧ください。
目次
雪による雨漏りは早めに修理してもらおう
「雪」といわれると、真っ白で軽そうなイメージを持つ方も多いでしょう。しかし、実際の雪はとても重く、新雪だと1立方メートルあたり約50~150キログラムになるといわれます。そのため、屋根の上に雪がたくさん積もると、雪の重みで屋根材が割れてしまうことがあるのです。
さらに、屋根の上に積もった雪はやがて溶けて水になり、その水が割れた屋根材の隙間から天井に浸み込みます。この量が多いと、天井を伝って室内に雨漏りしてしまうおそれもあるのです。このような状態になっている場合は、屋根材の交換などが必要になります。
一方で、雨漏り以外に雪によって起こる「すが漏れ」とよばれる現象もあります。くわしくは以下で解説しますので、ぜひご覧ください。
すが漏れと雨漏りの違い
「すが漏れ」は雨漏りと異なり、屋根に不具合がなくても水が漏れてしまう現象のことです。もし屋根にひび割れや穴が見られないのに水が漏れている場合は、このすが漏れが発生しているかもしれません。すが漏れが発生する仕組みは以下のようになっています。
- 1.屋根の上に積もった雪が溶けて水になる
- 2.その水が軒先付近で冷やされて氷の塊になる
- 3.氷の塊が水の通り道を塞ぐ
- 4.水が行き場を失い屋根の上にたまる
- 5.量が増えて屋根材のつなぎ目から水が侵入する
- 6.室内に漏れる
すが漏れの対策方法
すが漏れの対策方法としては、適度に雪下ろしをおこなって、雪と水がたまらないようにすることがもっとも効果的です。しかし、毎年すが漏れが起こる場合や、経年劣化により屋根のつなぎ目が広がっている場合は、あらためて防水処理を施した方がよい場合もあります。
まずは雨漏り修理業者に相談して、屋根の状態を調査してもらうのがよいでしょう。
雨漏り修理の費用相場
ここからは業者による雨漏り修理の費用相場を見ていきましょう。一般的な30坪戸建住宅の屋根を修理する場合の費用相場は、【約5~200万円】です。この費用は修理内容によって大きく異なります。くわしくは以下を参考にしてください。
- ・コーキングによる補修(屋根):約5万円~20万円
- ・棟板金の修理:約3万円~10万円
- ・雨どいの一部修理:約1万円~10万円
- ・雨どいの全体交換:約10万円~60万円
また、もし屋根全体に傷みがあり、全体を交換する場合は【約60~200万円】と高額になります。
しかし、これはあくまで相場です。費用は屋根の状態によって大きく変動するので、まずは業者に屋根の状態を調査してもらい、見積りを出してもらうとよいでしょう。
弊社では雨漏り修理業者を多数ご紹介しております。お見積りは無料、という業者も多数加盟しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
雪による雨漏り修理は火災保険を使えるかも
ここまでご覧くださった方の中には、「屋根修理ってお金がかかるんだなあ……」と感じている方もいらっしゃることでしょう。そのような方にぜひ知っていただきたいのが「火災保険」です。屋根の雨漏り原因が雪なら修理に火災保険を使えるかもしれません。
火災保険は主に自然災害による損害を補償する保険で、その中には「雪災」による損害も含まれているからです。雪災とは「大雪や雪崩などによる災害」を指します。まずはご自身の保険の契約内容を確認してみましょう。
すが漏れは火災保険の対象にならないことがある
「雪災」で火災保険を使うにあたって注意したいことがあります。それは「すが漏れ」が火災保険の対象にならないことがある、という点です。「すが漏れ」は住宅の構造に問題がなく、雪下ろしが適切におこなわれていれば発生しないトラブルである、として、対象から外すケースも増えています。
しかし一方で、近年は異常気象により雪が降らない地域でも雪災に見舞われるリスクが高くなっているとして、対象に含めている保険会社もあるようです。すが漏れでお困りの方は、まずは加入先の保険会社に相談してみてはいかがでしょうか。
火災保険の申請方法
では、実際に火災保険を申請するときに必要な書類と手順を確認していきましょう。
・被害場所の写真
・保険金申請書
・保険証券
・事故状況説明書
など
2.保険会社から必要書類が届く
3.必要書類を記入して返送する
4.保険会社の調査を受ける
5.保険会社から保険金支払い可否の連絡を受ける
火災保険はこのような手順で申請をおこないます。また、火災保険の申請にあたっては修理の見積り書が必要になるため、まずは一度業者に現地調査を依頼しましょう。
弊社ではさまざまな雨漏り修理業者の中から、お客様のご要望に沿った業者をご紹介いたします。ご相談は24時間365日承っておりますので、業者をお探しのさいはぜひご利用ください。
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