雨漏りは塗装で防げるのか?屋根塗り替えの正しい役割

屋根塗り替え

瓦屋根とは違い、トタン・スレート屋根は住まいの機能を維持するため、定期的な屋根塗装を行う必要があります。
外壁塗装と一緒にメンテナンスの1つとして行っている方も多いですが、屋根塗装の正しい役割についてご存知でしょうか?

雨漏り防止策として行っているという方、もしくは雨漏り修理で行うものと思っている方は要注意です。
今ページでは屋根塗装の正しい役割と目的、屋根塗装と雨漏りの関係、屋根塗装が高額になる理由などを細かくみていきます。
正しい知識を身につけることで、より適切で効率の良い屋根塗装を行うことができます。是非ご参考ください。

屋根塗装の役割と雨漏りへの影響

屋根塗装の役割

雨漏り修理を目的として行うものではなく、屋根塗装することで雨漏りが防げる・雨漏り修理できるというわけではありません。
屋根塗装の目的は住まいを守ることです。

しかし雨漏りと屋根塗装の関係は完全にゼロというわけでもないのです。
屋根塗装の効果と目的、メリット・デメリットから雨漏りと屋根塗装の関係を下記でご説明します。

屋根塗装の効果と目的

屋根塗装を行うことで住まいが得られる効果は主に以下の3点です。

▼美観効果
経年劣化によって色あせてしまった屋根を美しく蘇らせることができます。色変えることで住まいの印象や雰囲気を一新することも可能です。

▼保護効果
屋根は紫外線、雨、空気中の汚染物などに毎日さらされ続けます。塗装で保護することにより屋根の劣化スピードをゆるめることが可能です。

▼機能性付加効果
遮熱機能のある塗料を塗ることで日光を反射し屋根の表面温度を下げる機能や、セルフクリーニング効果などが期待できる塗料で機能をプラスすることが可能です。

屋根塗装のメリット・デメリット

ここで注目したいのはデメリットにある【雨漏りのリスク】です。どういうことか、下記で解説します。

●メリット

効果と目的から、メリットをまとめました。
・防サビ効果を高める
・防水効果を高める
・抗菌効果を高める
・遮熱・断熱効果を高める
・屋根材の保護効果が期待できる

●デメリット

デメリットはヒューマンエラーによるリスクです。
・雨漏りのリスクがある
・時間が経過すると色あせる

メリットの大きさがデメリットを上回っていることがわかります。時間が経過すると色あせるというのはメンテナンス不足によるものです。定期的な塗り直しを行うことでクリアすることができます。

屋根の塗り替えで雨漏りリスクが高まる原因

屋根塗装を行うこと自体は効果と目的、メリットの項目でもあげた通り防水効果をはじめ、あらゆる耐久性が高まり、雨漏りリスクは軽減します。
しかし、屋根塗装において最も多い施工不良【塗りすぎ】が、雨漏りの原因となる場合があるのです。DIY作業や、粗悪な施工を行う悪徳業者に頼むと度々、この塗りすぎによる雨漏りが発生します。

何故塗りすぎによって雨漏りが発生するのでしょうか?
答えは【毛細血管現象】です。毛細血管現象とは、小さな隙間を液体が浸透することを言います。塗りすぎにより毛細血管現象が発生、雨水を通してしまい、雨漏りが生じてしまうというケースは珍しくありません。塗りすぎによる雨漏りを防ぐには適切な施工を行う優良業者に依頼することが大切です。

塗り替えのタイミング

塗り替え

塗り替えのタイミングや目安についてみていきます。
塗料にも耐用年数や寿命はありますが、屋根の状態をみることでベストな塗り替えのタイミングをはかることができます。

素人でも判断可能な塗り替え時期

ポイントは主に5つです。遠目からでも良いので確認してみましょう。上から下にいくにつれて屋根の状態は悪化していると考えてください。

①塗料のツヤがなくなっている
②色が薄くなっている
③白い粉のようなものが噴いている
④カビや苔が発生している
⑤塗料が剥がれ、下地が露出している

塗装を検討する目安

上のポイントから塗り替え目安として最適なのは③の『白い粉のようなものが噴いている』です。③はチョーキング現象と言い、その名の通りチョークのように白い粉が噴いている状態です。④の『カビや苔が発生している』まで来てしまうと、屋根材が湿気を含み、劣化しているサイン。

チョーク現象までならコストの面から考えても塗り替えのタイミングとしてベストです。
カビや苔が発生している状況に至っている場合は、葺き替え工事や大掛かりなリフォーム・屋根補修が必要かもしれません。
劣化した屋根材に塗装を行うことはもちろん可能ですが、すぐに塗料が剥がれてしまいますので結果的に効率が良いとは言い難く、一時しのぎの施工となってしまいます。

塗料・ペンキの耐久年数でははかれない

塗り替えのタイミングを塗料やペンキの耐久年数で表さず、屋根の状態であげたのは地方ごとの気候や屋根材、屋根の形状によって違うからです。
施工の質によっても変わってくることがあり、粗悪な塗装はすぐにヒビが入る・色あせるなど劣化スピードが早いです。

屋根塗装の流れと手順

流れと手順

実際にどういった手順で屋根塗装が行われるのかみていきます。
ご覧いただくとわかる通り、トタンもスレートも基本的な作業手順は変わりません。
いずれも安全を確保し、慎重に行います。

トタン屋根

①高圧洗浄機でスレート表面のカビ・苔・汚れなどを取り除く
②トタンの下地を整える
③塗装を行わない箇所をマスキングテープで保護する
④釘穴をコーキング(シーリング)で埋める
⑤下塗りを行う
⑥本塗りを行う

ストレート屋根

①高圧洗浄機でスレート表面のカビ・苔・汚れなどを取り除く
②棟板金を交換する
③塗装を行わない箇所をマスキングテープで保護する
④下塗りを行う
⑤スレートの隙間部分にタスペーサーを入れ込む、もしくはカッターで縁切りを行う
⑥本塗りを行う

屋根塗装費用が高額になる理由

屋根塗装費用

屋根塗装の相場を調べるとかなり高額で驚いた方もいらっしゃるかもしれません。
屋根塗装は何故それほど高額になるのでしょうか?
実は、屋根塗装が高額になる理由は塗料をはじめとした部材ではありません。

足場に費用がかかる

屋根塗装において費用が高額になる理由のひとつが『足場費用』です。
足場も目的は大きなところで2つです。

・ 施工の質を保つため
・ 近隣の方への配慮

2階建てや3階建てなど、建物が高ければ高いほど大きな費用がかかります。1階建てであっても天井が高い住宅は2階建てと同じくらいの足場費用がかかると考えてください。
足場を組む手間が大きいことや、足場を組む作業には国家資格を必要としDIYが不可能なことから足場代は高額に設定されています。

Check!

塗装工事業者の多くが屋根塗装時に外壁塗装やベランダのコンクリート防水塗装・防水工事をすすめるのは同時に実施することでコストパフォーマスをあげることができるためです。

火災保険が適応できるか確認してみる

足場費用に火災保険が適応されるケースもあるようです。台風などの自然災害による強風や突風で屋根が欠損した、傷んだという場合は多くの火災保険に含まれる風災補償が適応されるというものです。とは言え、適応されるケースは稀です。また、調査から結果がでるまでかなりの時間を要することもあります。

一度、申請の方法含め契約している保険会社に問い合わせてみることをおすすめします。
また屋根修理業者、塗装業者の中には火災保険に精通しているスタッフを抱えているところもありますので相談してみるのも良いかもしれません。

まとめ

屋根塗装の正しい役割と効果、費用についてのポイントをまとめてみました。

・屋根塗装の目的は雨漏り修理ではなく屋根の美観・保護・機能付加! ・屋根塗装は塗りすぎにより雨漏りのリスクが高まる! ・塗り替えの目安はチョーキング現象が確認されてから行うのが最もコスパが高い! ・屋根塗装が高額になるのは足場費用によるところが大きい!
屋根の塗装は美観だけでなく、様々な役割を担っています。塗装後のトラブルを避けるためにも、雨漏り修理の業者や屋根塗装業者の利用がおすすめです。

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