目次
プレハブの雨漏りは構造に問題あり!原因を知ろう
DIYをするには、道具をそろえるのよりも先に雨漏りが侵入してくる原因を探る必要があります。ここでは、プレハブの雨漏りが起こるケースについて解説していくので、参考にしながらDIYで修理すべき箇所を確認してみてください。プレハブ雨漏り原因その1【屋根の水たまり】

プレハブ雨漏り原因その2【経年劣化】
基本的にプレハブは、金属屋根同士を重ね合わせることによって施工されています。この金属板をうまく重ねることによってプレハブ屋根の防水機能を維持しているのです。しかし、この構造は経年劣化に弱く、ヒビ割れや変形が起きることで防水機能が失われ、プレハブの雨漏り原因になってしまいます。プレハブ雨漏り原因その3【サビやボルトのゆるみ】
さらに、プレハブ屋根の「留め具」の劣化も雨漏り原因となることがあります。プレハブ屋根はボルトによって固定されており、強風ではがれないようにしっかりと支えてくれます。ただ、ボルト部分は経年劣化によりサビやすく、ゆるみや隙間も発生しやすいためそこから雨水が漏れ出す可能性があるのです。プレハブの雨漏りはDIYで応急処置できる!修理方法と雨漏り対策
最初に少しお話したとおり、プレハブの雨漏りは小さな穴やヒビなど、軽度の被害であればDIYで応急処置をすることができます。ただ、被害が大きすぎたり、修理が必要な個所が多かったりする場合はDIYでは難しいため業者に依頼することが大切です。 ここでは、プレハブの雨漏りをDIYで応急処置する方法について解説。なお、ここでご紹介する方法で使う道具は、そのほとんどがホームセンターや通販サイトで購入することが可能です。DIYで応急処置する方法

■防水テープで応急処置
【必要な道具】
- 防水テープ
- ハサミなど
【応急処置手順】
- 適度な長さで防水テープを切り取る
- 屋根に密着させながら丁寧に貼っていく
- 指で押さえて防水テープをなじませる
■コーキング剤で応急処置
【必要な道具】
- 中和洗剤
- マスキングテープ
- プライマー
- コーキング剤
- ヘラ
【応急処置手順】
- 洗剤で補修箇所を掃除する
- 補修箇所周りにマスキングテープを貼る
- 補修箇所にプライマー塗っていく
- 補修箇所を埋めるようにコーキング剤を注入する
- ヘラを使ってコーキング剤をなじませていく
- 数日ほど乾燥させてからマスキングテープをはがす
DIYで雨漏り対策
DIYでプレハブの雨漏りを応急処置したあとは、今後雨漏り被害が再発をしないように対策をしていきましょう。雨漏り対策をするためには、プレハブ屋根の構造をよく理解することが大切です。 最初の章で解説したプレハブの構造をおさらいすると、「水たまりができやすい」「劣化しやすい」「ボルトがサビやすい」といったものでした。これらを対策するなら、雨が降ったあとは早めに水たまりを取り除く、定期的に塗装をして劣化を防ぐ、サビが多いボルトを交換するといった手段が挙げられます。 このように、定期的にメンテナンスをすることでプレハブ屋根を少しでも長持ちさせられるのです。ただ、毎回メンテナンスをするのは大変なことですし、いずれの方法も高所作業が必要なため落下事故の危険があります。そのため、身の安全と作業の手間を考えるなら業者依頼して、プレハブの雨漏り修理やプレハブ屋根をリフォームしたほうがよいでしょう。業者の費用相場についてご紹介!
ここまでプレハブの雨漏りの応急処置方法についてご紹介してきましたが、なかには「自分で補修するのは難しそう……」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなときは、雨漏り修理業者に依頼することがおすすめ。 雨漏り業者に依頼すればプレハブ雨漏りの原因調査を念入りにおこなってくれますし、プロの施工技術によりしっかりとした修理が可能です。ただ、業者依頼で気になることといえば、費用の面でしょう。ここでは、プレハブの雨漏りを業者依頼するときにかかる費用相場についてご紹介していきます。雨漏り修理の費用相場

【プレハブ雨漏り修理の相場】
屋根リフォーム(カバー工法):50万円程度
塗装直し:10~30万円
部分補修:1~10万円