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トタン屋根をDIYで応急処置する方法
トタン屋根の穴修理は、雨漏りがしないように応急処置する程度であれば自分でおこなうことができます。ただし、高所で作業することになるため、落下して大ケガを負うおそれがあります。 安全に作業するためにもヘルメットを着用し、脚立を使う場合は足場をしっかりと固定するなど、準備は万全にしてください。さらに安全性を高めるため、作業は1人ではなく、2人でおこなうようにしましょう。応急処置(1)防水テープで穴をふさぐ

応急処置(2)コーキング剤で穴を埋める
この方法もトタン屋根の穴の場所がわかっているときに使えます。穴にコーキング剤を注入するため、ほかの方法よりも修理した箇所が目立ちにくいというメリットがあります。コーキング剤でトタン屋根の穴を修理する手順は次の通りです。- 汚れがあるとコーキング剤の接着力が弱まるため、穴のまわりを雑巾で拭いて汚れを取る
- .穴のまわりにマスキングテープを貼って、コーキング剤がはみ出るのを防ぐ
- 穴にプライマーを塗る ※プライマーとはコーキング剤の接着力を強くするための塗料
- プライマーの上からコーキング剤を塗る
- コーキング剤の表面をヘラで平らにする
- コーキング剤が乾いたあとだとマスキングテープがきれいに剥がれずに見た目が悪くなるため、コーキング剤が乾かないうちにマスキングテープを剥がす
応急処置(3)ブルーシートで屋根全体を覆う
穴のあいた場所がわからない場合は、屋根全体をブルーシートで覆うのがおすすめです。この応急処置は2人でおこなう方が効率がよいです。2人で作業することを前提にした作業手順は、以下のとおりです。- 2人でシートを屋根全体に広げる
- シートが屋根から落ちないように、1人がシートを持つ
- もう1人が1箇所土のう袋を重しとして仮置きする
- シートの四隅に土のう袋を置く
- 風で飛ばないように粘着力の強いテープを貼り、シートを固定して作業完了
自分でできるのは応急処置まで!
DIYでトタン屋根を修理すると費用も安く抑えられますし、簡単にできることもあります。しかし、応急処置はあくまで一時的なものにすぎません。 しっかり修理をしないと、応急処置した場所が再び雨漏りする可能性があります。雨漏りによって天井や柱などが腐り、家の耐震性が低下してしまうのです。また、カビが生えて住んでいる人の健康を害するおそれもあります。 また、専門的な知識や技術がない素人が応急処置すると、失敗する可能性が高いです。高い技術が必要な屋根を葺き替えるなどの作業を素人がするのも難しいといえるでしょう。そのため応急処置が済んだら早めに、プロの屋根修理業者に依頼して直してもらいましょう。 応急処置が終わったので、プロの業者に早く修理してほしいという方は、ぜひ弊社にご相談ください。お近くの業者をすぐにご紹介いたします。24時間365日受け付けておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください。トタン屋根が雨漏りする原因はサビにある!
トタン屋根は、経年劣化により塗装が剥がれます。塗装が剥がれた部分には穴があき、雨漏りをすることがあります。長持ちさせるためにも、トタン屋根の特徴や穴があく原因を知っておきましょう。以下では、トタン屋根の特徴や穴があく原因とその対策・解消法を解説いたします。トタンの特徴

定期的なメンテナンスが大切
トタン屋根は風雨にさらされたり紫外線を浴び続けたりすることで、塗装したところが色あせてきます。それを放置しておくと塗膜が剥がれて金属部分が露出したのち、サビが発生するのです。 サビが発生するとトタンはもろくなり、雨漏りの原因となる穴があきます。サビを防ぐためにも、塗装が剥がれていないかチェックし、太陽光や雨に強い耐候性の塗料を塗るといったメンテナンスを定期的におこなうようにしましょう。屋根材はトタン以外の種類もある
トタン屋根の平均寿命は約15~20年です。寿命が近くなったトタン屋根は全体が劣化して、雨漏りが複数箇所で起きることもあります。 もしトタン屋根を設置してから約15年~20年経過しているときは、補修ではなく屋根全体のリフォームなども検討したほうがよいかもしれません。 屋根全体をリフォームするのであれば、屋根材をトタンからガルバリウム鋼板やスレートに張り替えるのもよいでしょう。そんなガルバリウム鋼板とスレートをトタンと比べた場合のメリットとデメリット、張り替え費用の相場は以下になります。 ・ガルバリウム鋼板 ガルバリウム鋼板はトタンよりもサビに強く、耐久性が高いです。デザインの種類も豊富というメリットがあります。 また、トタンの施工費用は1平方メートルあたり約3,000円~4,000円であるのに対し、ガルバリウム鋼板の施工費用は1平方メートルあたり約7,000~8,000円と2倍ほど高くなります。価格よりも耐久性やデザイン性を重視するのあれば、ガルバリウム鋼板に張り替えるとよいでしょう。 ・スレート スレートはトタンに比べ耐熱性があり、塩害にも強いです。海の近くに家があるのであれば、スレートにしたほうがよいかもしれません。 しかし、割れやすくトタンより防水性が低いというデメリットがあります。また、スレートの施工費用は1平方メートルあたり約5,000~7,000円とトタンよりも施工費用が少し高いです。 しかし、素人ではトタンの劣化具合が判断しづらいこともあるでしょう。その場合にはプロの屋根修理業者に現地調査を依頼して状況を調べてもらうのもおすすめです。業者のなかには、現地調査を無料でしてくれるところもあります。 弊社ではプロの屋根修理業者をご紹介するサービスをおこなっております。屋根の現地調査を無料でしてくれる業者をお探しの方は、ぜひ弊社にご相談ください。すぐにご紹介いたします。業者がおこなう4つの修理方法と費用目安
トタン屋根は高所にありますし、勾配が急であれば作業の危険度が上がります。穴や水漏れ箇所が広範囲にある場合は、修理に労力もかかってしまいます。このような場合はDIYで屋根を修理するよりも、プロの屋根修理業者に依頼したほうが安全で確実です。 依頼した際に業者がしてくれる修理方法には、おもに塗装・部分補修・葺き替え・カバー工法の4つがあります。それぞれの費用は、作業内容や面積などによってかわります。では各修理方法の内容と費用相場を見ていきましょう。修理方法(1)塗装

修理方法(2)部分補修
部分補修は、雨漏りしている穴やヒビ、将来雨漏りの原因になりそうなサビなど、屋根の一部だけを修理する方法です。穴やヒビがあるところは新しいトタンと交換します。 サビているところは磨いてサビを取り除き、そこにサビ止め剤を塗り、最後に塗料を塗って仕上げます。 部分補修の費用相場は1平方メートルあたり約5,000~8,000円です。ただし屋根の場所によって費用は変動することがあり、屋根のてっぺんにある棟板金を修理する場合は、5万円以上かかることもあります。修理方法(3)カバー工法
カバー工法では、既存の屋根の上から新しい屋根をかぶせます。屋根の損傷が激しいなど、部分補修では修理が困難な場合に採用されることが多い工法です。 そんなカバー工法の費用相場は使用する屋根材によって変動します。たとえば屋根材にトタンを使用する場合は、1平方メートルあたり約5,000円です。ガルバリウム鋼板を使用する場合は、約1万円となります。修理方法(4)葺き替え
葺き替えは、既存のトタンを撤去して新しく屋根を取り付けることになります。施工期間が長い上に、解体や撤去などの費用も必要になるため、カバー工法よりも費用が少し高めです。 費用相場はカバー工法と同様に使用する屋根材によって変動しますが、ガルバリウム鋼板を例にあげると、1平方メートルあたり約1万3千円です。 このように修理方法や使用する屋根材などによって費用は変動しますので、正確な費用が知りたい方は、修理を依頼する前に一度屋根修理業者に見積りを出してもらってみてはいかがでしょうか。見積りまでは無料でおこなってくれる業者は数多くあります。 弊社にご相談いただければ、見積りを無料でおこなってくれる業者をすぐにご紹介いたします。業者選びでお悩みの方は、ぜひ弊社にお電話ください。費用を少しでも抑えるためのポイント
前の章でも解説しましたように、トタン屋根の修理費用は採用する工法によって変動しますし、高額です。そのため、できれば修理費用を少しでも抑えたいと思われる方も多いのではないでしょうか。 以下では、修理費用を抑えるポイントをご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。ポイント(1)火災保険が適用されれば修理費用が0円?!
