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雨漏りが直らないときは応急処置と修理した業者に連絡しよう
雨漏り修理のあとに再び雨漏りしてきたときは、自分でできる応急処置をしてから修理をした業者へ連絡しましょう。雨漏り箇所をそのままにしていると、被害が拡大してしまう可能性があるからです。 ただし、屋根の上にのぼっての応急処置は転落するおそれがあって危険です。自分では難しい場合は、応急処置を含めて業者に任せましょう。 応急処置は、雨漏りしている場所によって必要になる道具が異なります。以下に各箇所で必要な道具と、応急処置の方法についてご紹介していきます。【天井の場合】
〇準備するもの
- バケツ
- 雑巾(または古いタオル)
- ビニールシート(または新聞紙)
- 雨水している場所の下に、ビニールシート(または新聞紙)を敷く
- バケツの中に雑巾を敷いておく
- 雨水が落ちてくる真下にバケツを置く
【窓やサッシの場合】
〇準備するもの
- 雑巾(または古いタオル)
- ビニールシート(またはゴミ袋)
- 雨漏りしている窓のカーテンを外す
- ビニールシート(またはゴミ袋)を敷く
- 雨漏りして濡れている部分に雑巾(または古いタオル)を置く
【屋根の場合】
屋根の雨漏りの応急処置は転落してケガをするおそれがありますので、無理におこなわないようにしましょう。また、安全のために雨が降ってない日や屋根が濡れてない日に、必ず2人以上でおこなってください。
屋根の応急処置の方法は3つありますので、簡単にですがご紹介していきます。
・ブルーシートを使用した方法
ブルーシートを使う場合、準備するのはブルーシート(大きめ)・砂利などが入った土嚢(どのう)袋・ガムテープです。この方法は、雨漏り箇所が特定できない・被害が広範囲のときに使用します。
まずブルーシートを広範囲に被せます。そのあと、風で飛ばされてしまわないようにブルーシートの端を土嚢袋やガムテープなどで固定します。これで応急処置は完了です。この作業で注意しなければならないのは、固定するとき紐やロープを使わないことです。
紐やロープで固定すると、家を傷つけるおそれがあります。ブルーシートを使った応急処置は屋根以外にも、ベランダなどでもできます。
・コーキング剤を使用した方法
コーキング剤を使う方法が適しているのは、雨漏りの原因箇所がわかっている場合です。準備するのは、防水コーキング剤・コーキングガン・マスキングテープ・雑巾・プライマー(コーキング剤をくっつきやすくするための塗料)・カッターナイフです。手順は以下のとおりになります。
・防水テープを使用した方法
防水テープを使った応急処置は、コーキング剤のとき同様雨漏り箇所がわかっているときにおこないます。準備するものは、防水テープと雑巾だけです。手順も簡単ですが、広範囲に貼ってしまうと、別の場所から雨漏りする可能性があるので注意しましょう。
- 雑巾で雨漏りしている場所をきれいに拭く
- コーキング剤がはみ出さないように、マスキングテープを貼る
- 最初にプライマーを塗り、乾かす
- プライマーが乾いたら、コーキング剤を塗る
- コーキングが乾く前に、マスキングテープを剥がす
雨漏りが直らない原因とは
業者に依頼して直してもらったのにまた雨漏りした場合は、雨漏りの根本的な原因が解決できていない可能性があります。ここでは、雨漏りが直らない原因について解説していきます。原因を特定せずに修理をおこなった

方法 | 内容 | 料金 |
目視 | 屋根や外壁などに雨漏りの原因となるヒビ割れや穴、シミや水の跡があるかなどを直接見て調べる方法 | 0円~約3万円 |
散水 | 水をかけて、どこから雨漏りしているかを調べる方法 | 約5万円~30万円 |
発光液 | 紫外線に反応して発光する検査液を流し込み、雨漏り箇所を特定する方法 | 約5万円~20万円 |
サーモグラフィ | 温度の変化を調べることで雨漏りしている箇所を特定する方法 | 約10万円~40万円 |
知識・経験不足の業者が修理していた
雨漏りの原因を特定するのは、経験や知識が豊富なプロでも難しいです。そのため、雨漏り修理の経験が少なく、知識もそこまでない業者では適切な修理をできていない場合があります。 「業者に依頼したからもう安心!」と思っていても、このような理由から雨漏りが直っていないのです。修理後に雨漏りが発生したら、再度業者に連絡し経験や知識が豊富な業者に修理してもらいましょう。建物の構造が複雑化していて雨漏り原因を見逃していた
建物の工事方法や機材は年々新しくなって、構造も複雑になってきています。そのため、業者が雨漏りの原因箇所を見逃していたということもあるでしょう。 また建物のデザインによっては、雨水が溜まりやすい場所が多かったりメンテナンスがしにくかったりなど、雨漏りが発生しやすい要素が多い場合もあります。そういった建物では、一度直してもまた新たな雨漏りが発生してしまうという場合もあるかもしれません。失敗しない修理業者の選び方
雨漏りを早く直したいからといって、修理業者についてしっかり確認しないと前章でご紹介した原因が発生し、雨漏りが直っていないおそれがあります。雨漏りは経験や知識、技術がある業者でないと適切な修理をおこなってもらえないでしょう。ここでは、業者選びに失敗しない方法をご紹介します。地域密着型の業者である
